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事業再生の種類とメリット・デメリットについてご紹介

2022/05/01

会社が倒産しそうになったり、赤字のときに事業の見直しや切り捨てをおこなって、経営の安定化を目指すのが事業再生です。
事業再生には2つの種類がありますが、どういったものなのでしょうか?
今回は、事業再生の種類とメリット・デメリットについてご紹介します。

▼事業再生の種類とメリット・デメリット
■法的再生
法的再生の中でも代表的なのが民事再生です。
民事再生は、民事再生法を基にしておこなわれます。
事業が継続できるように、負債整理や事業の債権を目指すものです。

 ■法的再生のメリット・デメリット
民事再生は、債務を一律で棚上げし、経営者が経営権を持ったまま事業を継続できます。
裁判所管轄の下、手続きがおこなわれるので不正が入りにくいのがメリットです。
しかし、手続きに時間と費用がかかってしまうので、信頼を失ってしまう可能性があります。

■私的再生
私的再生は、法的手段を取らない債務整理の総称のことをいいます。
債権者との協議や私的な債権者集会で同意を得て、事業の再生を目指す方法です。
再生計画を成立させるためには、対象債権者全員の同意が必要なので注意が必要です。

■私的再生のメリット・デメリット
私的再生は、事業の規模や状況に応じた柔軟な対応が可能です。
ただ、対象債権者の中で1人でも反対が出れば、再生計画案は成立しません。 

▼まとめ
今回は、事業再生の種類とメリット・デメリットについてご紹介しました。
どちらにするかは会社の状況に応じて決めるようにしましょう。
選択が難しい場合は、専門家であるプロに相談したほうが適切な選択ができますよ。